漢方・薬膳

薬膳~秋の寒くなる時期におすすめ!体を温める「あったか食材」特集

朝晩の冷え込みが強まり、なんとなく体がだるい、冷える、眠りが浅い——そんな声が増えてくる季節です。
秋は、体が「冷えスイッチ」に入り始める時期。ちょっとした食材の工夫で、体の内側から温めることができます。


〇 冷えから体を守る!おすすめの「あったか食材」

食材特徴おすすめの取り入れ方
しょうが発汗を促し、血行をよくする代表的な温め食材。しょうが湯、スープ、お味噌汁に少し加える
ねぎ・玉ねぎ肺を守り、風邪予防にも。味噌汁や鍋の薬味にたっぷり
かぼちゃ胃腸を温め、ビタミンも豊富。煮物やポタージュに
さつまいも便通改善+体をじんわり温める。蒸し焼き、スープ、大学いも
れんこん粘膜を守り、喉の乾燥対策にも。きんぴらやすりおろし汁に
鶏肉(もも・手羽)エネルギーを補い、冷えにくい体づくり。しょうが入りスープや鍋料理に
黒ごま・黒豆「腎」を補い、体の芯から温める。黒ごまスープや黒豆ご飯に

「白」は潤い、「黄・橙」は胃腸、「黒」は冷え体質の底上げに良い色です。色からも季節の薬膳を意識してみましょう。


〇 おうちで簡単!あったかレシピ3選

1. しょうがとねぎの味噌スープ

体を芯から温め、風邪予防にも◎
→ 朝食におすすめ。味噌としょうがの香りで一日をスタート!

2. かぼちゃのポタージュ

胃にやさしく、ビタミンEたっぷりでお肌にも良いスープ。
→ ミキサーで簡単、冷えやすい方にぴったり。

3. 鶏とさつまいもの生姜鍋

エネルギーを補い、疲れやすい人・冷え性の方におすすめ。
→ シメは雑炊にすると体がぽかぽかに。


〇 飲み物で温め力をプラス!

  • 紅茶:ポリフェノールで血流改善
  • 生姜湯:冷え取りの王道
  • シナモンミルク:夜のリラックスに最適

※冷たい飲み物やビールはこの季節、ほどほどに。


〇 秋の「冷え対策」のポイント

  • 朝晩は首・お腹・足首を冷やさない
  • 入浴は「ぬるめのお湯+10分」
  • 寝る前に温かい飲み物でリラックス
  • 冷えを感じたら早めに温かいスープを

〇 まとめ:秋は「温め習慣」の始まりの季節

秋は「冷えはじめ」「乾燥はじめ」の季節。
この時期から“温める食習慣”を意識することで、冬の不調を未然に防ぐことができます。

「食べて、温めて、整える」——そんな秋の養生を、日々の食卓からはじめてみませんか。

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豊中市上野東 消化器内科・漢方内科 

楽な胃カメラ・大腸内視鏡の加地内科クリニック

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