漢方・薬膳

薬膳~ 暑い夏に熱中症を予防するためにおすすめの食材は?

熱中症予防には「水分・塩分・ミネラル」をバランスよく補いながら、「体の熱を冷ます」食材や「水分代謝を整える」食材をとることが大切です。以下におすすめの食材を目的別にまとめました。

熱中症予防におすすめの食材リスト
水分補給
 スイカ、きゅうり、トマト:水分が豊富で、体を冷やす作用もある。

塩分補給
 梅干し、味噌、漬物:汗で失われた塩分を自然に補える。

カリウム補給
 バナナ、ほうれん草、枝豆:電解質バランスを整え、筋肉のけいれんを防ぐ。

クエン酸補給
 レモン、酢、梅干し:疲労回復、食欲増進、熱中症の予防に有効。

体を冷ます
 冬瓜、緑豆、苦瓜(ゴーヤ):東洋医学的に「清熱作用」があり、体の余分な熱を取る。

水分代謝を整える
 はとむぎ、とうもろこし、しそ:むくみ防止や発汗調節に有効。

ワンポイント薬膳アドバイス
・「スイカ+塩」は、水分+塩分補給にぴったりの昔ながらの知恵。

・「レモン水」や「梅酢ドリンク」は、クエン酸とミネラルのダブル効果。

・「きゅうりの梅肉和え」や「ゴーヤチャンプルー」などは、夏バテ・熱中症予防におすすめの家庭料理。

〇まとめ
熱中症は「のどが渇いたと感じた時にはすでに遅い」とも言われます。こまめな水分補給とともに、体を冷やし、汗で失われる塩分やミネラルを食事で補うことが大切です。薬膳の知恵を活かして、夏を元気に乗り切りましょう!

--------------------------
豊中市上野東 消化器内科・漢方内科 

楽な胃カメラ・大腸内視鏡の加地内科クリニック

関連記事