熱中症予防には「水分・塩分・ミネラル」をバランスよく補いながら、「体の熱を冷ます」食材や「水分代謝を整える」食材をとることが大切です。以下におすすめの食材を目的別にまとめました。
〇 熱中症予防におすすめの食材リスト
①水分補給
スイカ、きゅうり、トマト:水分が豊富で、体を冷やす作用もある。
②塩分補給
梅干し、味噌、漬物:汗で失われた塩分を自然に補える。
③カリウム補給
バナナ、ほうれん草、枝豆:電解質バランスを整え、筋肉のけいれんを防ぐ。
④クエン酸補給
レモン、酢、梅干し:疲労回復、食欲増進、熱中症の予防に有効。
⑤体を冷ます
冬瓜、緑豆、苦瓜(ゴーヤ):東洋医学的に「清熱作用」があり、体の余分な熱を取る。
⑥水分代謝を整える
はとむぎ、とうもろこし、しそ:むくみ防止や発汗調節に有効。
〇 ワンポイント薬膳アドバイス
・「スイカ+塩」は、水分+塩分補給にぴったりの昔ながらの知恵。
・「レモン水」や「梅酢ドリンク」は、クエン酸とミネラルのダブル効果。
・「きゅうりの梅肉和え」や「ゴーヤチャンプルー」などは、夏バテ・熱中症予防におすすめの家庭料理。
〇まとめ
熱中症は「のどが渇いたと感じた時にはすでに遅い」とも言われます。こまめな水分補給とともに、体を冷やし、汗で失われる塩分やミネラルを食事で補うことが大切です。薬膳の知恵を活かして、夏を元気に乗り切りましょう!
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豊中市上野東 消化器内科・漢方内科
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