健康・医学

慢性腎臓病の早期診断について

初期の慢性腎臓病(CKD)の早期診断は、病状の進行を遅らせ、最終的な健康結果を改善するために重要です。最近、サプリメントの摂取で腎障害がひきおこされたとの報道で、腎機能が心配と検査される方がいらっしゃいます。初期段階での腎不全は無症状であることが多いため、定期的な検査が重要です。以下に、初期の腎不全の診断方法を説明します。

腎機能を評価するための主要な検査には以下のものがあります:

1.血清クレアチニンと推算糸球体濾過率(eGFR):

血中のクレアチニン濃度は、腎臓がどのように体内の廃棄物を処理しているかを示す指標です。
eGFRは、腎臓の機能を数値で表したものです。血液検査の結果と患者の年齢、性別、人種などを基に計算され、腎機能の程度を評価します。eGFRが60ml/min/1.73m²未満であれば腎機能障害を示唆します。


2.尿タンパク検査:

尿中のタンパク質を検査します。健康な腎臓はタンパク質を尿に漏らしませんが、腎臓が損傷している場合には尿中にタンパク質が見られるようになります。

3.その他の検査
血圧測定: 高血圧は腎臓病の一般的な原因であり、また結果としても現れます。
超音波検査: 腎臓の大きさ、構造の異常、腫瘍、結石、その他の異常を視覚的に評価します。

慢性腎臓病のリスクとなる要因
 糖尿病
 高血圧
 心血管疾患
 家族歴(家族に腎臓病の方がいる)
 高齢
 喫煙
 肥満
 自己免疫疾患
 腎臓病の既往
以上の疾患や要因などをお持ちの方は腎臓病のリスクが高いので注意が必要です。

まとめ
初期の腎不全の診断は、主に血液と尿の検査によって行われます。これにより、腎機能の低下や損傷があるかどうかが判断されます。無症状の段階での発見と治療開始が、腎不全の進行を遅らせる上で非常に重要です。特に高血圧や糖尿病などの慢性腎臓病のハイリスクの方では定期的なスクリーニングが必要です。

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