「最近、お腹の調子がよくない…」「便に血が混じってドキッとした…」
そんな不安を抱えたまま、つい様子を見てしまっていませんか?
大腸の病気は、初期のうちは症状が出にくいことがよくあります。
しかし一方で、早期に見つければ治療の選択肢が広がり、将来の健康を守ることができるのも大腸の病気の特徴です。
本記事では、大腸カメラ(大腸内視鏡検査)を検討すべき症状や、検査の必要性・安心して受けるためのポイントをわかりやすくまとめました。
こんな症状はありませんか?(まずはチェック!)
ひとつでも当てはまる場合は、できるだけ早めにご相談ください。
- 便に血が混じる
- 下痢や便秘が続く(2週間以上)
- 便が細くなってきた
- お腹の張りや痛み
- 体重が急に減った
- 健診で便潜血を指摘された
- 50歳以上で一度も検査をしたことがない
これらは、大腸がんやポリープ、炎症などのサインである可能性があります。
もちろん、痔など良性の原因のこともありますが、症状だけでは見分けがつかないため注意が必要です。
なぜ大腸の検査が大切なの?
大腸がんは、日本でも患者数が増えている病気のひとつです。
しかし早期に見つけることができれば、早期大腸がんの治療成績は90%以上が良好とされています。
さらに、大腸がんの多くはポリープの段階から時間をかけて進行します。
つまり、
ポリープの段階で見つけて切除できれば、大腸がんそのものを防ぐことができる
ということです。
そのため大腸カメラは、「見つけるだけ」ではなく、将来の予防につながる検査と言えます。
大腸カメラで分かる主な病気
- 大腸がん
- 大腸ポリープ(腺腫)
- 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)
- 虚血性腸炎 など
特に腺腫性ポリープは放置してよい病変ではありません。
大腸カメラで発見し、その場で切除することで将来のリスクを減らせます。
検査がこわい…そんな方へ(よくある不安と答え)
Q:痛みが心配です
A:鎮静を使うことで、眠っている間に検査が終わるような感覚で受けられます。
Q:下剤が苦手です
A:最近は飲みやすいタイプもあり、看護師がフォローしますのでご安心ください。
こうした不安は、誰もが感じるものです。
当院ではできる限り苦痛を少なくする工夫をしていますので、お気軽にご相談ください。
まとめ|気になる症状は放置せず、早めのチェックを
大腸の病気は、“症状が出てから”では遅れることがあります。
ほんの少しの違和感でも、「相談してみる」ことが最初の一歩です。
- 「気になる症状がある」
- 「年齢的にそろそろ検査した方がいい気がする」
- 「健診で便潜血が出た」
そんな方は、いつでもご相談ください。
早めの検査が、未来の安心につながります。
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豊中市上野東 消化器内科・漢方内科
楽な胃カメラ・大腸内視鏡の加地内科クリニック