かぜのときにまず、おすすめな食材は、お粥です。胃腸の調子を整え、体の芯から癒してくれます。かぜの初期には消化の良いものをとるようにしましょう。
さらに春のかぜ症状におすすめの食材は、「風寒タイプ(寒気・透明な鼻水)」と「風熱タイプ(のどの痛み・発熱)」で異なります。以下にタイプ別の食材と、回復期にも役立つものを紹介します。
〇 風寒タイプ(ゾクゾク寒気・くしゃみ・透明な鼻水)
体を温めて発汗を促す食材がおすすめ
🔸おすすめ食材
生姜(しょうが):体を温め、発汗作用で寒気を追い出す
白ネギ(ねぎ):辛味が「風寒」を散らし、鼻づまり改善
シナモン(桂皮):冷えによる悪寒を改善、気の巡りをよくする
黒豆(炒り黒豆):腎を温め、風寒を追い払う
鶏肉:温性で、体力回復と免疫強化に役立つ
〇風熱タイプ(のどの痛み・発熱・黄色い鼻水)
熱を冷ます・のどを潤す食材が効果的
🔸おすすめ食材
びわ:肺やのどを潤し、咳や口渇に
百合根(ゆりね):乾燥した咳や不安感にも
大根:消炎・解熱効果、痰を出しやすくする
緑豆:体内の余分な熱を冷まし、利尿作用もあり
金針菜(きんしんさい):熱を冷まし、目の充血にもおすすめ
〇 回復期(体力低下・だるさ・残る咳)
気血を補い、体力を回復する食材が中心
🔸おすすめ食材
山芋(やまいも):消化を助け、体力をつける
ナツメ(なつめ):気血を補い、免疫力を高める
クコの実:肝腎を補い、視力や体力の回復に
もち米:おかゆなどで消化しやすく、胃腸の回復をサポート
卵(半熟など):良質なたんぱく質で、身体を補う
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豊中市上野東 消化器内科・漢方内科 加地内科クリニック