五十肩は肩関節の運動痛と夜間の痛みを引き起こす病気で、正式には肩関節周囲炎と言います。50歳を中心に40-60歳台の方に多くみられます。
漢方医学的には、肩関節の滑膜包が老化のために硬化して、循環が悪くなる水滞という状態が原因と考えられるので、 二朮湯は水代謝を改善させて水の動きをよくすることによって鎮痛効果を発揮します。 二朮湯だけで効果が出ない場合、さらに血流を改善する漢方薬も追加します。鎮痛剤のように即効性のある治療法ではないですが、継続することで効果が期待できます。対症療法ではなく、根本治療には、気長い治療が大切といえましょう。
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豊中市上野東 消化器内科・漢方内科の加地内科クリニック