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インフルエンザいろいろ②

インフルエンザの予防と治療
世界中で流行がみられるインフルエンザ。温帯地方では冬季、日本では12月~3月がシーズンですね。オーストラリアなど南半球では6~9月に流行ります。東南アジアなどでは高温高湿の雨季を中心に流行ります。日本でも夏に患者さんが発生することもありますが、乾燥時期ほどは蔓延しません。ヒトの体力や免疫力が落ちる時季に罹りやすいのかもしれませんね。新型コロナウイルス感染症の流行以降は発症季節の変化もあるようで、日本でも令和4/5年は12月にピークを迎えました。
今年も流行期に入りました。生活の気配りで予防に努めましょう。当院ブログの「インフルエンザの予防のためにできること」をご参考に。2020年~2021年はインフルエンザ患者数が激減しました。新型コロナ感染症の流行のため、感染対策や外出自粛、マスク着用の影響と考えられています。一人ひとりの努力で感染症は予防できるということでしょうか。また、インフルエンザワクチン接種は発症予防や、重症化予防になります。
急な発熱やだるさがあるとインフルエンザかどうか、は気になるところですが、症状がでて直後に受診してインフルエンザ迅速検査をしても陽性になりづらいものです。症状がでてから翌日を目安に受診されてはいかがでしょうか。抗インフルエンザ薬による治療はご高齢の方や重症化の可能性の高い基礎疾患のある方が対象です。発症より2日以内に治療を開始すると効果が得られます。

風邪のときの栄養ドリンク
風邪をひいたら栄養ドリンクで健康回復をはかる方もいらっしゃるかもしれません。滋養強壮や疲労回復などを目的にした「医薬品または医薬部外品」です。風邪の時は栄養補給が大事です。ビタミン補給や抵抗力アップのためには有効ですが、カフェインやアルコールを含むものは風邪薬と併用するのは避けたいところです。いろいろな種類を併用するのもやめましょう。最近人気のエナジードリンクは清涼飲料水ですので、あまり効果効能は期待できません。カフェインを多く含むものもありますので、薬と一緒に飲むのは要注意です。

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