健康・医学

正月太りが戻らない方へ

~体重が増えて戻らない~

お正月太りがずっとそのまま、という方はいらっしゃいませんか。年始は動かないのに食べたり飲んだり…糖分、塩分が多いおせち料理独特の味付けでお酒もご飯もすすんだはず。体重計に乗らなくても「太った」実感がおありかもしれません。体重だけでなく血糖値や血圧のコントロールも難しく数値が悪化する方も。。食べ過ぎは肝臓にも影響します。急なダイエットは心身にもよくありませんし、リバウンドも起こりやすいので、無理なくできるところから肥満解消を目指しましょう。ダイエットといえば糖質制限が流行っていますが脂質は1gあたり9kcal、タンパク質と糖質は1gあたり4kcal。糖質を減らしても脂の多いバラ肉や鶏皮、さしたっぷりの牛肉を食べているとやせにくいし腸内環境にもよくなさそうです。

カロリー&ヘルスコントロールのコツ

差し替え バラ肉→ヒレ肉(豚200gなら約500kcalの差)

 モモ肉→ムネ肉 鶏肉皮あり→皮なし 揚げ、を避けて焼き、茹で、蒸し料理 

どうしても揚げ物を食べたいときはかき揚げよりは素揚げ

順番     べジファースト 野菜から食べ始める

       タンパク質ファースト 肉や魚、豆類ヨーグルトから食べ始める

とにかく野菜 ビタミンミネラル、食物繊維を含んでいるのが野菜

1日350gの野菜を食べるのが目標です 

(農林水産省「野菜を食べようプロジェクト」)

       1日5皿の野菜料理、今までの食事に野菜料理を一皿プラス、がおススメ

       冬なら鍋料理が簡単。野菜は肉や魚の2倍摂りましょう。締めの雑炊は控えめに

節酒     アルコールは1g約7kcal ビール350mlはだいたい14gのアルコールが含まれ約99kcal 炭水化物やタンパク質も含まれるので合計140~180kcalくらいだそうです。

運動だけで痩せるのはかなり困難ですが、運動は太りにくい体づくりに重要です。散歩を習慣づける、こまめに立ち働く、エレベーターでなく階段を使うなどを心掛けるだけでも成果はあるはずです。寒い時期は家の中で散歩、もおすすめです。

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大阪府豊中市 消化器内科・漢方内科の加地内科クリニック

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