お肌ぷるぷる、と人気のコラーゲンですが、コラーゲンを体内でつくるのに欠かせないのがビタミンCです。骨や血管、皮膚を丈夫にするほか、からだの酸化を防いで老化を予防。鉄吸収を助けて貧血予防などにも働きます。皮膚に紫外線が当たるとメラニン色素ができ、沈着するとシミになりますが、ビタミンCはメラニン生成を阻止してくれます。成人は1日100mgの摂取がすすめられています。代表的な食品を挙げてみました。大量に摂っても排泄量が増えますので摂り過ぎの弊害はなさそうです。
ストレスがかかると、からだはホルモンを分泌して血圧や血糖値を上げ対抗しようとします。そのホルモンづくりにビタミンCが必要ですので、ストレスが多い人はたくさん摂りたいですね。
ビタミンCは野菜や果物、じゃがいもやさつまいもに含まれますが、水に溶ける性質ですので、茹でるなどの調理で損失しやすいものです。菜の花100gで110㎎含まれますが茹でると44㎎となります。炒める、炒め蒸しなどがおすすめです。じゃがいもやさつまいものCは壊れにくい状態です。
ビタミンCを多く含む食品例:赤ピーマン(100gで170㎎) ブロッコリー140㎎ じゃがいも水煮18㎎ キウイフルーツ(黄色)140㎎ (緑)71㎎ イチゴ62㎎ アセロラジュース10%果汁 120㎎ 温州ミカン32㎎ 濃縮還元ジュース30㎎ キャベツは38㎎
参考:
『栄養素の通になる 第5版』上西 一弘著(女子栄養大学出版部)
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豊中市上野東 消化器内科・漢方内科の加地内科クリニック