漢方・薬膳

冬の腰痛対策に漢方のおすすめ

 冬の寒さが厳しい折ですが、このような時期には、急な腰痛がよくあります。冷え込む季節の冷えに伴う腰痛では牛車腎気丸や八味地黄丸など、体をあたためる漢方薬が活躍しています。急性期の腰痛には、ロキソプロフェンなどの抗炎症剤がよく効きますが、慢性期の腰痛では冷え性の方などでは効果が持続しなかったり、胃腸が悪くなったり、身体が冷えて体調が悪くなることもあります。抗炎症剤の効かなくなった慢性期の腰痛では、体質改善の漢方がおすすめです。

 加齢にともなって起こってくる腰痛でよくあるのは、冷え性タイプの腰痛です。 加齢などにより、身体の機能が衰えて、冷えを生じ、腰痛を引き起こします。このタイプでは冷えによる頻尿や手足の痺れを伴うこともあります。陽気を補い、冷えを改善することで腰痛を改善します。また、血流が滞りやすい体質による血流障害でも腰痛になりやすいですが、その際には血流改善の漢方薬を内服すると有効です。

   また、ストレス性腰痛もよく見られる症状です。 多忙でストレスや緊張が強いと自律神経の異常で腰痛が引き起こされます。明け方の痛み、赤い舌などが特徴です。気の流れを良くする漢方薬を処方します。

-------------------

豊中市上野東 漢方内科・消化器内科の加地内科クリニック

 

関連記事