〇秋は肌トラブルの季節
秋になると空気の乾燥が進み、肌のかさつきや小じわ、かゆみなどのトラブルが増えてきます。冷房や紫外線のダメージが残っているうえに、気温差や湿度の低下でバリア機能も弱りやすい時期です。そんなときは、スキンケアと同じくらい「食事による内側からのケア」が大切になります。
〇 潤いを補うフルーツ
- 梨:水分が豊富で、喉や肺をうるおし、肌の乾燥を防ぐ働きがあります。
- 柿:ビタミンCがたっぷりで、肌のハリを守り免疫力もサポート。
- ぶどう:ポリフェノールが老化の原因となる酸化ストレスを抑え、肌の若々しさをキープします。
〇 良質な油で肌を守る食材
- 秋鮭:DHA・EPAが豊富で、肌のバリア機能を高め、炎症を防ぎます。
- くるみ・アーモンド:オメガ3やビタミンEを含み、血流改善や抗酸化作用で肌に潤いを与えます。
〇秋野菜・薬膳食材でプラスのうるおい
- かぼちゃ:ビタミンEとβカロテンが豊富で、乾燥から肌を守る働き。
- れんこん:粘り成分がのどや肌を保護し、免疫力アップにも。
- 白きくらげ:薬膳では「食べるヒアルロン酸」と呼ばれ、乾燥肌におすすめ。
- はちみつ:天然の保湿成分で、肌の潤いをサポートします。
〇取り入れ方の工夫
- 梨や柿はデザートとしてそのまま食べてもOK。
- 秋鮭は野菜と一緒にホイル焼きや石狩鍋にすると、栄養バランスも整います。
- 白きくらげを煮て、はちみつを加えたデザートは秋の乾燥肌ケアにぴったり。
まとめ
秋の乾燥肌対策には、
「水分を多く含むフルーツ」+「オメガ3やビタミンEを含む食材」+「薬膳的に潤いを補う食材」
を意識して取り入れることが大切です。外側からのスキンケアとあわせて、食事で内側から潤いを与えることで、乾燥に負けない健やかな肌を保ちましょう。
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豊中市上野東 消化器内科・漢方内科
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