漢方・薬膳

薬膳~春のむくみ対策

春のむくみの原因とは?
春は「肝(かん)」(自律神経)の働きが活発になる季節ですが、気温の変化や生活のリズムの乱れで「気(エネルギー)」や「水(体内の水分)」の巡りが悪くなりがちです。その結果、体に水分が停滞しやすくなり、「むくみ」が起こりやすくなります。

〇中医学的なむくみの原因3タイプ
「気(き)」(エネルギー)が足りない
 気は、体を動かすエネルギー。これが少ないと、水をうまく流せずに体にたまる。
→ 朝から疲れやすい・むくみやすい。

「湿(しつ)」(余分な水分)が体にたまる
→ 春は湿気が多く、体の中にもジメジメが入りやすい。
→ 足がだるい・体が重たいと感じる人に多いタイプ。

「肝(かん)」(自律神経)の働きが乱れる
→ 春は「肝」が元気になりすぎて、気の流れが乱れやすくなる。
→ ストレスやイライラでむくみが出ることも!

むくみにおすすめの薬膳素材

ハトムギ:利尿作用→体の水はけをよくする
トウモロコシのひげ:利水作用→むくみに。
小豆(あずき): 利尿、解毒
春キャベツ:胃腸を整え、代謝をサポート
セロリ :血の巡りを良くし、水分調整
かぼちゃ:気を補い、胃腸を温める
山芋:脾(胃腸)を強めて水分代謝を助ける
生姜:血の巡りを良くして余分な水を出す
※「黄色い食材」(かぼちゃとうもろこしさつまいも など)は脾(胃腸)を助けるとされ、むくみ対策にもおすすめです!

おすすめ薬膳茶
はと麦茶+とうもろこしのひげ+陳皮
 → 水分代謝アップ+おなかにやさしい

黒豆茶+生姜+シナモン
 → 冷えタイプのむくみにおすすめ

春のむくみに効く生活習慣
軽いウォーキングやストレッチで巡りを改善
お風呂で体を温める(足湯もおすすめ)
睡眠をしっかりとる(夜更かしに注意)
ストレスをためない(深呼吸や森林浴なども良いです)

-------------------------
豊中市上野東 消化器内科・漢方内科 加地内科クリニック

関連記事