一般的に、大腸がんの多くは、大腸ポリープから数年かけてがんへと段階的に進行するといわれています。
ただし、全てのポリープががんになるわけではないが、特定のタイプのポリープががん化するリスクが高いと言われています。
ポリープのタイプ
1.腺腫性ポリープ(アデノーマ):
がん化するリスクが比較的高いポリープです。
大腸がんの多くはこのタイプのポリープから発生します。
サイズが大きくなるほど、形が異常なほど、高度異形成が見られるほどがん化のリスクは高まります。
2.非腺腫性ポリープ:
炎症性ポリープ、過形成性ポリープなどが含まれ、これらは通常がん化しにくいが、過形成性ポリープの一部(鋸歯状病変)ではがん化するものもあります。
スクリーニングと予防
- 定期的な大腸内視鏡検査により、ポリープを早期に発見し、切除することが大腸がんを防ぐ最も効果的な方法です。
- ポリープが見つかった場合、そのサイズ、数、形状、切除標本の病理学的特徴に基づいて、適切な治療方針、監視間隔が決定されます。
このように、大腸ポリープの管理と定期的なスクリーニングは大腸がんの予防に非常に重要です。ポリープが見つかった場合は、適切なフォローアップと治療が必要になります。
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豊中市上野東 消化器内科・漢方内科の加地内科クリニック