不眠症に対して西洋薬では、安定剤などの睡眠薬がよく用いられますが、長期内服では常習性や認知症などの副作用を心配して漢方を希望される患者さまがよくいらっしゃいます。
酸棗仁湯(さんそうにんとう)は、不眠症で用いることが多く、漢方的には心血を補う薬で、寝る前にお飲みいただくことが多いです。
ただ、慢性的な不眠は、日頃の悩みやストレスが原因のことが多く、その場合には、日中のストレスの蓄積が問題となりますので、日中からストレスを緩和するような漢方薬を内服していただきます。
また、体質が原因のこともありますので、その場合には体質改善の漢方薬を処方いたします。
不眠症の漢方治療では、不眠症の原因や体質を診断し、心と体のバランスを調えることを目標に治療いたしますので、ご希望の方は、ご相談ください。
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豊中市上野東 漢方内科・消化器内科の加地内科クリニック