大阪府豊中市の診療所 内科・消化器内科・アレルギー科 内視鏡(胃カメラ(経鼻内視鏡)・大腸内視鏡)と肝臓外来(インターフェロン)の医療法人緑和会 加地内科クリニックです。
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ピロリ菌と胃がん2008/08/08
 最近、テレビコマーシャルでピロリ菌のことを耳にすることが多くなりました。このピロリ菌ってなんでしょう。ピロリ菌は正式名Helicobacter pyloriで、胃の粘膜に住んでいます。胃酸に強く、慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、さらには、胃がんの原因になるといわれています。日本人では、50歳以上で70%以上が陽性ですが、若年になるほど頻度が少なくなります。

 検査法としては、胃カメラで生検して調べる方法と、血液、尿、便などで調べる方法や尿素呼気試験という方法があります。胃が痛いなどの症状のあるときには、ピロリ菌がいるのがわかっても、胃や十二指腸の状態までわかりませんので、胃カメラ検査も一緒にする必要があります。胃カメラが苦しいので敬遠される方でも、最新型の鼻からの胃カメラ(経鼻内視鏡検査)は比較的楽に行なえるようになっています。

 胃潰瘍や十二指腸潰瘍で、ピロリ菌もいることがわかった場合、除菌がすすめられます。ピロリ菌がいるときには、潰瘍が再発しやすいからです。除菌には、3種類の薬を併用しますが、有効率は70〜80%といわれています。副作用として、下痢、腹痛、アレルギーなどがあります。

 最近の発表で、胃がんの内視鏡治療をした患者さんにピロリ菌の除菌をしたところ、胃がんの再発予防の効果がみられたと報告されています(K.Fukase他、Lancet受理)。最近では、胃癌予防のために、ピロリ菌の除菌が有用と考えられています。ただし、保険適応がないため、自費での治療となります。
 
 くわしいことは、医院にてご相談ください。

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